2004年08月23日

瑕疵(かし)ある意思表示

瑕疵(かし)とはキズを意味する。
瑕疵ある意思表示とは、なんらかの問題がある意思表示ということ。

人間がなんらかの選択的な反応をする場合。
例えば
「よし!この土地を買おう!!!」とか
「よし!この土地を売ろう!!!」とか
その人の意志に問題がないことが大切なんだ。

この重大な選択をした人が
他の人の
嘘の情報
脅し とかで
意思表示をしたら
とんでもない買い物や大損の売りをさせられる訳じゃない?
そんな
詐欺
脅迫
人の人生をいちいち狂わす奴らが金持ちになる世の中って
やっぱ人類1万年のルールからしても許せないわけよ。
そこで
問題ある意思表示
それが最初から無かったこととして無効にできたり
一旦は有効でも、
遡って無いことにする取消(遡及的無効)ができるんだ。

無効と取消ってあるけど
どっちが強烈だと思う?
そりゃ無効なんだよ。
だって始めからなかったことにできるんだもの。
しかも取消みたいに誰が取消できるかとか決まっちゃいない。
無効に値する行為があったら、誰でも無効と言える。
また、それは誰かが主張する必要もないとも言える。
はじめっからなかったことにできるくらいだから
そりゃー酷いパターンに適用されるという訳だ。

その酷いパターンとは?
判断する能力を失っている泥酔者に契約を承諾させるとか
不当に高く売りつけるなどの公序良俗に違反する行為とか
複数の間で裏で示し合せて騙そうとする通謀虚偽表示とか
勘違いしてしまったという錯誤とか
また、常識でわかる嘘とか、冗談と分かっている嘘も無効になる。

でも無効っていっても、
通謀虚偽表示という裏での示し合せを知らない人には無効と言えない。
勘違いという錯誤でも、
それはあまりにも重大なミスからくる勘違いなら無効とは言えない。

無効がインパクトあることは理解できたと思う。
そんな無効は本来おきて欲しくないけどね。
じゃあ取消はどうだってことになる。
取消も、それが成立すれば遡って無効になるので
結果としての効果は同じと言えるだろう。
ただ色々な条件がくっついているので
やっぱ無効とはレベルが違う。
たとえば、
取消していない間は、追認して効果を有効に確定できる、とか。
(追認できるときから5年、行為時から20年の消滅時効がある)
さてそれでは、取消があてはまるパターンはどんなのか?
制限能力者の行為
詐欺による行為
脅迫による行為
とかだ。
詐欺が行われたことを知らない人には取消できないのは
通謀虚偽表示を知らない人には無効にできないのと似ている。
脅迫が行われたことを知らない人にも取消できないのか?
脅迫の場合は、たとえそれを知らないとしても取消できる。
脅迫は、それほど酷いってことだ。
取消可能にして、脅迫された人はちゃんと守ろうってこと。

だから脅しの証拠はボイスレコーダーなり
書かれた文章を現物や写真で保存するなり
しっかりと残すことが大事だ。

騙される奴が悪いって考え方が最近は占めてるようだけど
騙す奴や脅す奴の方が悪いんだ。
ただ、時間的、労力的、金銭的に損するから
騙されたり、脅されたりせずに
自分の意志は問題なく発揮するようにすることが大切だ。
またこれからは、法曹人口の増加や情報化の時代なので
騙したり、脅したりももちろん今まで以上にダメなことなんだ。


posted by Teo at 01:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 資格etc
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